腱鞘炎(けんしょうえん)の痛みに悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
腱鞘炎は、手首や指を酷使することで腱や腱鞘に炎症が起こり、痛みや腫れを引き起こす疾患です。
放置していると、日常生活に大きな支障をきたすこともあります。
そのため、腱鞘炎の初期症状を見逃さず、早めに治療や対策を行うことが重要です。
この記事では、腱鞘炎の主な症状や原因、効果的な治療方法、そして予防法について詳しく解説します。
自分の生活習慣を見直し、正しいケアを取り入れて腱鞘炎を防ぎましょう。
腱鞘炎とは?原因・症状・注意点をわかりやすく解説
腱鞘炎(けんしょうえん)とは、手や指を動かすときに使う腱と腱鞘(けんしょう)に炎症が起こる病気です。腱は、筋肉と骨をつなぐスジのような組織で、手首から指先まで伸びています。一方、腱鞘は関節部分にあり、腱をバンドのように固定し、腱がスムーズに動くのを助けています。
腱鞘炎の原因は「使いすぎ」
腱は腱鞘の中を滑るように動くことで、私たちは手を自由に曲げたり伸ばしたりできます。しかし、手や指を使いすぎると腱鞘が厚くなり、腱との間で摩擦が生じます。これが炎症を引き起こし、腫れや痛みといった症状を伴うのが「腱鞘炎」です。
スマホの長時間操作、パソコン作業、育児や家事、スポーツなど、誰でも腱鞘炎を引き起こす可能性があります。
腱鞘炎は放置厳禁!早めの対処がカギ
腱鞘炎は、安静にすることで一時的に症状が和らぐことがあります。そのため、「治った」と勘違いして放置してしまう人も少なくありません。しかし、放置すると症状が悪化し、慢性化したり治療が長引いたりするリスクがあります。
腱鞘炎は誰にでも起こり得るため、早めに症状を自覚し、正しく対処することがとても大切です。
【腱鞘炎の症状・原因まとめ】あなたの手首や指の痛み、そのサインかも?
私たちは日常生活で当たり前のように手を使っています。
スマホ、パソコン、家事、育児、スポーツ…手首や指に負担をかける動作は数え切れません。
そのため、指や手首に「こわばり」や「軽い痛み」を感じることは珍しくないでしょう。
でも、その症状、もしかすると腱鞘炎のサインかもしれません。
この記事では、腱鞘炎の主な症状・原因・セルフチェック法を分かりやすくまとめます。
早めに気づくことで、悪化を防ぎましょう!
腱鞘炎とは?主な原因をチェック
腱鞘炎(けんしょうえん)は、指や手首を動かす腱(けん)と、それを包む腱鞘(けんしょう)がこすれて炎症を起こす状態を指します。
代表的なものに以下の2つがあります。
〇ドケルバン病(親指側の腱鞘炎)
〇ばね指(指の付け根の腱鞘炎)
さらに、女性はホルモンバランスの乱れも要因になることがあります。
ドケルバン病とは?特徴とチェック方法
ドケルバン病は、親指を伸ばす・広げる動作を繰り返すことで、手首の腱鞘が厚くなり、腱との間で摩擦が起きて炎症が生じる腱鞘炎です。
主な症状
〇親指を動かすと手首(親指側)が痛む
〇手の甲に腫れや圧痛がある
主な原因
〇スマホの長時間使用
〇家事・育児
〇スポーツ(テニス、ゴルフなど)
〇手を酷使する仕事
簡単セルフチェック
1. 親指を他の指で包み込むようにして、手をグーの形にする。
2. その状態で手首を小指側に倒す。
→ 親指の付け根に鋭い痛みが出たら、ドケルバン病の可能性があります。
ばね指とは?特徴とチェック方法
ばね指は、指の付け根にある腱鞘が腫れ、腱の動きがスムーズでなくなることで起こります。
主な症状
〇指の曲げ伸ばしがスムーズにできない
〇指を動かすと「カクン」「パチン」とバネのような跳ね返りが起こる
〇指の付け根(手のひら側)に腫れや痛み
主な原因
〇パソコン作業(キーボードやマウスの長時間使用)
〇ピアノや楽器演奏
〇グリップを握るスポーツ(テニス、バドミントン)
〇文字を書く作業
簡単セルフチェック
1. 中指を手のひらにつけたまま、他の指を開こうとする。
2. 指がスムーズに開かなかったり、カクンと跳ねる動作があれば、ばね指の可能性があります。
ホルモンバランスが関係する腱鞘炎
腱鞘炎は、使いすぎだけが原因ではありません。
特に女性は、ホルモンバランスの変化によって起こることがあります。
女性特有のリスク
〇妊娠・出産後:リラキシンというホルモンで関節が緩み、負担がかかる。
〇更年期:エストロゲンの低下により、腱や関節周りの組織が腫れやすくなる。
これにより、腱鞘に炎症が起こりやすくなり、腱鞘炎が引き起こされるのです。
まとめ|腱鞘炎は早期発見・対策がカギ!
腱鞘炎は、放置していると痛みが悪化し、日常生活に大きな支障をきたします。
早めに症状に気づき、負担を減らす工夫や適切な治療を行いましょう。
腱鞘炎が疑われる場合は、無理をせず整形外科や整骨院で相談を!
腱鞘炎を治療する方法|効果的な対策と治療法まとめ
腱鞘炎(けんしょうえん)のこわばりや痛み、腫れなどの症状に悩んでいませんか?この記事では、 腱鞘炎の症状を緩和する方法や治療法、セルフケアのコツ をわかりやすく解説します。
腱鞘炎を治すための基本:安静にする
腱鞘炎の原因は 手の使いすぎ です。そのため、最も重要な治療法は「痛みを感じる部分をしっかり休めること」。
〇指や手首に負担をかけないように、作業時間を決める
〇スマホやパソコンの長時間使用を避ける
〇利き手ばかり使わないよう工夫する
また、 テーピングやサポーター、固定器具 を使うことで関節を固定し、腱鞘や腱の摩擦を減らすことが可能です。ただし、固定しすぎは関節を固めてしまうリスクもあるため、まずは無理をしない範囲で休めることを意識しましょう。
薬を使った腱鞘炎の痛み対策
腱鞘炎の痛みが強いときは、 痛み止めや消炎鎮痛薬(飲み薬・湿布・クリーム・ローション) の使用が効果的です。
市販薬でも対応できますが、症状が改善しない場合は医師に相談を。
病院では、 ステロイド注射 によって炎症を抑える治療を受けられることがあります。この注射は即効性があり、2~3週間以内に症状が改善し、3か月から半年程度効果が続くとされています。
腱鞘炎が繰り返す場合は手術も検討
休息や薬物療法でも改善しない、再発を繰り返す場合は、 腱鞘切開手術 が選択肢となります。
局所麻酔を使い、腱鞘の狭くなった部分を切開して炎症を取り除く手術で、所要時間は10~20分程度。手術を検討したい場合は整形外科を受診しましょう。
整体院・鍼灸院での治療も効果的
腱鞘炎は筋肉疲労や筋膜のゆがみからも発生します。そんなときは、接骨院や鍼灸院での治療がおすすめです。
例えば
〇手技療法で筋膜のゆがみを整える
〇電気治療(ハイボルト治療)で深部の痛みを緩和する
〇マッサージで固まった筋肉をほぐし、柔軟性を回復させる
セルフケアでは難しい筋肉の深部までアプローチできるので、注射や手術に抵抗がある方や、安静にできない生活スタイルの方には特に有効です。
【まとめ】腱鞘炎を治すための最適な方法を選ぼう
腱鞘炎の治療は、症状の程度や生活状況によって選ぶ方法が異なります。
まずは 安静にすること が基本ですが、痛みが続く場合は 薬物療法、改善しない場合は 注射や手術、また 接骨院や鍼灸院での専門的な治療 も選択肢の一つです。
症状を放置せず、自分に合った治療法を早めに取り入れましょう。
【腱鞘炎の予防法】今すぐできる日常習慣とセルフケア
腱鞘炎(けんしょうえん)は、手や指の使いすぎによって引き起こされる炎症性の疾患で、誰にでも発症リスクがあります。特に、スマートフォンやパソコンを長時間使う人は注意が必要です。そこで今回は、腱鞘炎を日常生活で予防するための具体的な方法をご紹介します。
スマホ・パソコン作業は適度に休憩を入れる
スマホやパソコンでの作業は、気づかないうちに何時間も続けてしまいがちです。しかし、長時間の同じ動作は指や手首に大きな負担をかけ、腱鞘炎の原因になります。
ポイントは1〜2時間作業したら、必ず休憩を挟むこと。 その間に軽く手を振る、指を開閉するなどして、手や指をリフレッシュさせましょう。
指・手首のストレッチを習慣化する
ストレッチは、血行を促進し、筋肉や関節のこりを防ぐ重要な予防策です。以下の簡単なストレッチを毎日行いましょう。
指のストレッチ
〇指を1本ずつ、手の甲側にゆっくり反らします。
〇2〜3セット繰り返します。
〇無理をせず、痛みが出ない範囲で行うのがポイントです。
手首のストレッチ
〇片手を前に伸ばし、指を上に向けて手のひらを開きます。
〇反対の手で伸ばした手の指をつかみ、手の甲側にそっと引きます。
〇手首が気持ちよく伸びている感覚を意識し、反対側も同様に行いましょう。
軽い痛み・違和感には冷罨法(アイシング)
もし指や手首に軽い痛みや違和感を覚えた場合は、冷罨法(れいあんぽう・アイシング)を試しましょう。
冷湿布や氷で患部を冷やすことで、腱鞘の炎症が広がるのを防ぐ効果があります。冷やしすぎには注意し、1回あたり15〜20分程度が目安です。
まとめ|腱鞘炎予防は日々の積み重ねが大事
腱鞘炎は、特別な人だけがなる病気ではなく、現代のライフスタイルでは誰にでもリスクがあります。
スマホやパソコン作業の合間に休憩を入れる、ストレッチを習慣化する、痛みが出たら早めに冷やすなど、日頃から意識して予防することが大切です。
「痛みが出てから」ではなく、「痛みが出ないように」ケアする習慣を、今日から始めましょう。
腱鞘炎が起こる原因の多くは、手の使いすぎです。例えば、スマートフォンやパソコンを長時間操作する作業、執筆、ピアノの演奏、テニスなどのスポーツによる繰り返しの動作が腱鞘炎を引き起こすことがあります。また、女性ホルモンの変化も関係しており、妊娠中や出産後、更年期の女性は特に腱鞘炎を発症しやすいとされています。
腱鞘炎は早期に症状を把握し、適切な対策を取ることが非常に重要です。手を安静にする、痛み止めなどの薬を使用する、接骨院や鍼灸治療院で専門的な施術を受けるといった対応を行うことで、症状の悪化を防ぐことができます。さらに、腱鞘炎を予防するためには、普段の生活を見直し、手を酷使しないよう心がけることが大切です。加えて、適度なストレッチを習慣化したり、アイシング(冷罨法)を取り入れたりすることで、腱や筋肉の負担を軽減できます。
神奈川県の本厚木にある「かしわぎ整体院」では、痛みの原因となる筋肉を正確に見極め、柔軟性を高めるための施術を行っています。確かな知識と技術に基づく施術によって、腱鞘炎による痛みや不調を改善することが可能です。腱鞘炎の症状でお悩みの方は、ぜひお気軽にかしわぎ整体院までご相談ください。あなたが腱鞘炎に悩まされない快適な日常を送れるよう、全力でサポートいたします。
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